医師会の推進する「かかりつけ医」制度、ぜんぜん機能せず 初診料加算、患者6割で「二重払い」健保連ブチ切れ
診療所や中小病院の「かかりつけ医」制度の充実を図ろうと、昨年四月に導入された初診料の「機能強化加算」(八十点・八百円)について、健康保険組合連合会(健保連)が患者の受診状況を調べたところ、制度の趣旨に反して患者の約六割が二つ以上のかかりつけ医療機関を受診し、そのたびに八百円を加算されていたことが分かった。加算額は全体で二百億円規模に上るとみられ、健保連は「加算は、かかりつけ医制度の機能強化になっていない」と批判している。 (藤川大樹)
機能強化加算は診療所や二百床未満の病院が対象。夜間・休日でも患者の相談に応じるなど一定の基準を満たせば、二千八百二十円の初診料(成人が平日の日中に受診した場合)に加算される。加算を受ける医療機関は全国に約一万三千八百施設ある。
りつけ医療機関で、機能強化加算の八百円を加算されていた。半年間に十一回、加算された患者もいた。また、57%が半年間に一回しか受診していなかった。
傷病名別では、急性気管支炎や急性上気道炎などのかぜ症候群が多く、継続的な診療や健康管理が必要な高血圧症や糖尿病、脂質異常症はそれぞれ1~3%だった。
健保連によると、今回分析した百二十一組合分の加算額は十一億六千万円。これを全組合(組合員約三千万人)の一年分で換算すると四十九億五千万円となる。国民健康保険や全国健康保険協会の組合員も含めると、推定で二百億円規模と見込まれる。
健保連の幸野庄司(こうのしょうじ)理事は「初診料の機能強化加算は、生活習慣病など継続的な治療や健康管理が必要な患者に限り認めるべきだ」と指摘している。
<かかりつけ医> 病気や体調不良の際、患者がいつもかかる医師。健康相談に応じ、初期診療や生活習慣病を継続的に診療する。昨年4月から導入された機能強化加算は、患者にかかりつけ医にする意思がなくても、初診料に上乗せされる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/CK2019082302000151.html
機能強化加算(下線部分)が上乗せされた診療明細書
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/images/PK2019082302100072_size0.jpg
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201908/images/PK2019082302100073_size0.jpg
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>>1
>>患者にかかりつけ医にする意思がなくても、初診料に上乗せされる。
単なる値上げ?!
>>6
病院側が好き勝手にできるならそういうことだろw
>>6
それが何度もかかるようだ
>>1
なんでも診れる病院でないと機能しない「かかりつけ医制度」
そんな病院が都合よく近くにあればいいが無いと単なる負担増。
>>30
そもそも「何でもみれる病院」は「紹介状ないとお断り(割増料金)」の制度になってる件
>>41
所謂名医と言われている医者は何でもみれる病院から紹介状がないと受診できないんでしょ
その人が勤務している病院にさえいけば診てもらえるならみんな殺到しちゃうから
意味がわからん
>>4
本来のかかりつけ→患者が普段お世話になる病院(基本的に1つ)
日本のかかりつけ→病院が好き勝手にかかりつけを名乗る(結果的に医療費ふが加算)
>>9
端的にまとめてくれてありがとう。理解できた
利用者側は良くいく医院はあっても休診の時は別の医院行ったりするし
機能するわけ無いわな
>>9
とてもわかりやすい㌧
>>4
風邪っぽいなあ、いつもの診療所に行くか
初診料強化加算
なかなか治らないから別の診療所に行ってみるか
初診料強化加算
本来の趣旨は同じ病院に相談しろって事らしい