【社会】日本で「うつ病の子供」が急増…愛情不足が原因だった 現代人の「生きづらさ」には愛着の問題が関わっている
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さまざまな原因から「生きづらさ」を感じる人が増えている。摂食障害、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、依存症、原因不明の身体の痛み……。精神科医の岡田尊司氏は、「そうした症状の背景には、幼少期に家庭できちんとした愛情を受けられなかったことが影響している恐れがある」という――。
■家庭のいざこざがうつのきっかけに
本来、うつ病は中高年の病であった。そして、子どもには非常に稀(まれ)なものとされていた。子どものうつに関する論文を調べても、戦前にはほとんど見当たらず、アメリカの専門医学雑誌に、ようやく一本だけ見つけ出せたが、そこに報告されていた八歳の少女のケースには、どこか現代に通じるようなシチュエーションが認められる。少女は一人っ子で、両親から、とりわけ父親から可愛(かわい)がられて育った。過保護といってもいい環境だったといえる。経済的にも裕福で、何不自由なく暮らしていた。ところが、大恐慌の影響で、父親の収入が大きく減ってしまう。しかし、贅沢(ぜいたく)に慣れた母親は出費を減らすことができず、父親はそのことを不満に思っていた。そんな悩みを相談しているうちに、父親は別の女性と懇ろになり、一線を越えた関係になってしまう。 そのことを知った母親は、非常にショックを受け、両親の間では修羅場が繰り広げられることになった。少女は、母親を裏切った父親と、半狂乱になった母親が争う場面を目にすることになったのだ。
少女は、ふさぎ込み、学校にも行かなくなってしまう。学校に行ったときには、教師がいれば、教室に入ることもできたが、教師の姿がなくなると、教室にいられなかった。その症状には、父親が家からいなくなってしまうのではないかという不安が影響していたと考えられた。
■1990年代から増え始めた子どもの躁うつ病
※省略
■子どものうつ病はある時期爆発的に増えた
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■「ADHD」の定義があいまいになってきた
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■多動や衝動性、不注意があってもADHDとは限らない
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■1950~60年代に突如目立ち始めた「小児期の多動」
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■ADHDの薬をもらうことが一般的になった
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■戦後増え始めた子どもの症状は愛情不足が原因だった
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境界性パーソナリティ障害や摂食障害、気分障害、依存症、解離性障害などについては、以前から、不安定な愛着の関与が指摘されてきた。
それに対して、ADHDは、遺伝要因の強い神経発達障害とされ、養育要因などまったく関係がないと、専門家たちも言い続けてきた。
ところが、遺伝子について調べ尽くされるにつれて、遺伝子の関与だけでは、とうてい説明がつかないということがはっきりし、近年では、遺伝要因と環境要因との相互作用による部分がかなり大きいと考えられるようになっている。中でも、養育環境の影響を受けることがわかってきたのだ。
■現代人の「生きづらさ」には愛着の問題が関わっている
たとえば、施設に保護された子どもでは、ADHDと診断される子どもの割合が、通常の何倍にもなる。虐待を受けた子どもでは、ADHDの発症リスクが大幅に高まるのだ。
この事実に対しては、ADHDだから虐待を受けやすいのだとか、親もADHDの傾向を持っているので、虐待が生じやすいのだと説明され、虐待によってADHDになるわけではないと、専門家たちも言い続けてきた。
だが、実際は違っていた。虐待は、脳の構造自体に異変を起こし、不注意や多動を含むさまざまな行動や精神の症状を生じ得るということが明白になっている。さらに、幼い頃に養子になることで養育者が交代しただけで、ADHDのリスクが数倍に高まるということもわかってきた。
ことに、虐待のケースにみられやすい「無秩序型」と呼ばれる非常に不安定な愛着を示す場合、その後、ADHD症状がみられるリスクを大幅に高めていた。しかも、親との愛着の安定性は、その子の神経機能障害の指標である認知機能よりも、ADHD症状を左右したのである。
それ以外にも、不安定な愛着がリスクファクターとなるものとして、依存症(薬物、ギャンブル、セ○クス、インターネットなど)、希死念慮、解離性障害、原因不明の身体疾患、慢性疼痛、虐待、DV、いじめ、離婚、非婚、セ○クスレスなどが挙げられる。
いずれも、今日の社会において問題となっていることばかりだ。
このように、現代人の生きづらさと苦悩の根底に、愛着の問題が関わっているということが明らかとなってきているのである。
9/29(日) 11:15配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190929-00030108-president-soci
>>1
こーいうのは増えたんじゃなくて「可視化」されたって表現しろよ
>>1
まぁ、精神病の医者にとっては、
全部『あ、それ、精神病ですね』
ってことにしておけば、身内が儲かる
だから、精神病は増える一方
>>1
ちょっと前まで「非科学的だ!」と凄え批判されてた方向に行ってないか?
>>156
医学は日進月歩
>>1
>大恐慌の影響で、父親の収入が大きく減ってしまう。
>■子どものうつ病はある時期爆発的に増えた
> そして、異常ともいえる増加が起きたのは、1990年代後半以降のことである。
これ、原因の大半は経済じゃねーかよ。
20年以上続いてる日本の衰退をさっさと止めろ。
諸外国と比べて及第点程度の経済成長率を取り戻すだけで、
日本中の大半の家庭は今より明るくなる。
話しはそれからだ。
>>202
リストラ親父がコンビニバイトして家庭でストレス爆発
夫婦喧嘩が絶えず、その子供たちは鬱に
>>226
両親が仲良し同士かどうかと、その子供の成績が比例するという統計が出てるな。
京大の学生アンケートでも自分の両親は仲良しとの答えが90%を越えていたとか。
>>1
いやもっと前からあるだろ
うつ病って概念そのものが近代に作られたものだから、90年代稀なケースとやらはうつ病が正式に病気として認めてられてからだろ
何が最近は子供のうつが増えただバカが
原因は一つじゃないだろ
>>2
ほんこれ
核家族化がここまで進むともうダメやろ
>>3
かといって団塊ジジーが家にいても役に立たんだろ
>>883
うちでは団塊ジジイが居るだけで地域の寄り合いや庭の手入れ、降雪時の除雪、夕飯の支度と多岐に渡って重宝してるぞ。
親が共働きで家に居ない。
家に居る時は、スマホばかりいじってる。
これじゃあねぇ・・・
>>8
これやろなあ
>>8
保育園の行き帰りもよ、スマホ
ごく稀に子どもとお喋りしながら自転車乗ってるのを見る
保育園預けて働いてるお母さん、ほとんど余裕なく見える
子どもも朝7時から夕方6時とかまで預けられて、可哀想になる
11時間も保育園で過ごすんだよ
>>344
家帰ったら飯風呂寝ろで
親と接してる時間なんてせいぜい2.3時間やろな、、、
その間も家事が忙しいとかで構ってもらえんやろしなあ
>>354
でも時間じゃなくて密度が濃いからうちの子は大丈夫とかいうんやで
どんな濃密にしても無理だろ
>>393
共働きの家庭のほうが短い時間でも濃密に子供と接することができてメリットあるって
25年前に朝日新聞に書かれてたなあ
つまり嘘ってことだな
>>754
その短い時間にスマホしてんだろ
>>754
大嘘だな、人間ならちょっと考えればわかるわな
甘えてんじゃねーよクソガキが
世の中なめんな
>>9
こういうすぐに攻撃的になり暴力的行動に走る輩も、愛情不足の典型だな
>>28
微笑みデブみたいなもんだな
>>9
こーゆー低脳人間は、まず鬱にはならない。
>>505
どうせ80年ぐらいしか生きられないんだから
人様に大きな迷惑をかけない限りはこのぐらいがいいかもよ
放置子なら昔の方が多そうだけどな
それこそ、親による暴力も当たり前だったし
単に昔は鬱とされて表に出なかっただけだろ
>>30
昔は、親がネグレクトしても、子供1人なんてことはありえないからな
ジジババ、親戚、兄弟、地域の子供
いっぱいいた
核家族化や一人っ子化は結構ヤバイんだよ